定価 13,200円(10%税込)
エバリュエーション・コーディネーターとして山田誠二氏を迎え、法規等も更新しました。
本書は産業保健現場で直面する様々な課題を取り上げ、対策をまとめていますが、今までにない新しい視点からの解決策の提案も盛り込まれています。
執筆者は、現場の第一線で活躍している総勢約50名によるもので、4つの部会毎に編集会議を執り行い、意見交換をしながらできる限りのノウハウを反映させています。
目次:具体的な事例( 373KB)
編集組織( 180KB)
産業医学は“行動する医学”であり、個別の状況に合わせ、倫理原則を踏まえつつ積極的に対応することが求められます。したがって、産業医の修練としては、産業医学の学問的基盤の構築に加え、経験を通じてのみ修得できる実務能力の向上が必須です。本書は、産業現場で実際に産業保健活動に従事している50人にも及ぶ方々の経験を収集した事例集で、2011年に出版されて大好評を得たものです。今般、この間に改正された法規などの新しい知見を反映し、第2刷が発行される運びになりました。本書には、かなり多くの具体的事例が収載されていますので、現場で困った時参照すれば、必ずや何かのヒントが見つかると思います。地域医療の一環として産業医活動を展開している医師にとっては、経験できる活動範囲は自ずと限られていますので、本書のような事例に基づく参考書は、不足する経験を補う上で参考になり、大変ありがたいことだと思っています。
日本医師会 副会長 今村 聡
本書は、日常臨床診療における「今日の治療方針」に相当する「産業医学最新実用事典」である。編者・著者は、日々産業衛生学分野で活躍する経験豊富な産業医群であり、近未来の日本産業衛生学会を担うメンバーである。彼らの日常業務のなかで経験している諸事例を共有し、その対処について、医学の視点のみならず、労働者・法令・労務人事等、複数の視点から適切で包括的なアドバイスと関連する情報を網羅している。専属産業医はもとより、臨床の傍ら、嘱託産業医として活躍する認定産業医諸氏には必携の事典である。
日本産業衛生学会 前理事長 大前 和幸